2015年2月1日日曜日

いぶすき菜の花マラソン:救護活動に参加

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昨年に引き続き「菜の花マラソン」に大隅鹿屋病院から9名参加させて頂いたので、
上:写真の2名で報告いたします。
                                              写真 向かって左のキャップをかぶっているのが、
                                          手術室勤務の小池秀太 28歳
                                             右側が、ICU(集中治療室)勤務の坂元浩一
です。

菜の花マラソンは今年で34回目で、日本で一番早い市民フルマラソンとして定着しています。
全国から1万8,150人のランナーが指宿に集い、1千万本の菜の花が彩るコースを地元の人たちの声援を受けながら、駆け抜けました。

  (写真はすべてクリックすると拡大しますので、是非お試し下さい!)

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菜の花のマラソンのコースですが、スタートとゴールが一緒の地点にあり大きく円を描くようなコースとなっています。

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今回、担当させてもらった救護の司令塔である菜の花救護センター(山川高校)は、そのコース上の円の中心部に位置しており、要救護者が居る場合すぐに対応出来るようになっています。
救護センターには、救護車が何処の位置にいるか一目で分かるようにGPSモニターが設置されており、そのモニターを確認しながらコース上を巡回している救護車(ドクターカー・選手収容者・AED持ちの自転車救護者)に必要な指示を出します。

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救護の流れは、要救護者が居る場合、連絡者から時間・場所・症状を聞き、救助方法に応じた救護車で地域の医療施設やコース上の救護場所への搬送を指示し、その後の状況も電話連絡を密に行い内容を記録し各救護者に進行状況の伝達を行います。
もちろんリタイヤ者のバス送迎も執り行います。


2年前までは救護本部で多数の救護要請を受け、救護車の位置を電話で確認し、救護車を動かしていました。その結果、情報が錯綜し迅速な救護が出来ないこともという話しもありますが、前回に引き続き救護車(ドクターカー・選手収容者・AED持ちの自転車救護者)GPS(発信器)を取り付、救護本部にて位置をモニターで確認出来るおかげで、救護者の位置が一目で分かるようになり一定区間毎に救護車を配置でき、救護が必要な時にどの救護車が一番現場に近いか容易に判断し指示が出せるようになりました。
また、去年のGPSの位置情報の発信は約15分掛かっていましたが、今回GPS発信プログラムの変更により、1分以内にGPS発信の更新が行われるようになり、リアルタイムに動ける体制が出来上がり、救護車の位置確認に対する連絡も去年に比べ減少しました。

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今年は、AEDを使用するような重傷者はいませんでしたが、人命救護に必要なのは、一秒でも早い救助と適切な救命処置です。それには、現場に居合わせたときにすぐに動けるようBLSやACLSを学ぶことが重要です。今年は、マラソンのスタート前にBLSの講習を行い自分の勉強・振り返りにもなりました。これからも、普段の生活の中や、業務上ですぐに動けるよう必要な救命処置方法を定期的に学んでいこうと思います。

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(活動を共にした鹿児島徳洲会病院・生見クリニック・山川病院・開聞クリニックのスタッフとパチリ)

今年も救護に参加させていただき救護の前線を経験し、スタッフ全員で協力しながら一つの目標(人命救護)に向かう一体感を味わうことが出来ました。
来年も機会があれば菜の花救護に行ってみたいと思います(^_^)

今年はゲストランナーに、埼玉県庁公務員ランナー 川内優輝選手が参加しました。
左足首捻挫のため、タイムは振るいませんでしたがトップでゴールしました。

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毎年、参加人数が増え続けている菜の花マラソンは、指宿の皆さんの精一杯のおもてなしの心が
原動力となっているのではないでしょうか?

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来年も菜の花マラソン」が盛大に行なわれることを、楽しみにしています。
このブログを見た方、来年の大会に選手・応援、救護、なんでもいいので指宿に足を運んでみられたら如何でしょうか?