2014年5月27日火曜日

ナラティブ報告会を終えて


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                                       大隅鹿屋病院
                                          教育委員長
                      藤安 友子
                      
                                          

今年で院内ナラティブ報告会は4回目をむかえ、5月17日(土)に無事終了しました。

この研修は、今年の新卒看護師研修の一貫として行われるもののひとつになります。

昨年度新卒で入職した11名の看護師が、一年間を振り返って、心に残る看護エピソードの内容をナラティブとして記し発表したものです。

注)ナラティブとは、看護を物語風に「語ること」「叙述すること」という意味ですが、数人で会議を行うカンファレンスとは大きく異なります。カンファレンスがより良いケアを実践するための情報共有であるのに対して、ナラティブ研修は「私の想い」を語ることが目的となります。
印象に残る看護体験を「私」がどう思ったか語ることで、自分が大切にしてきたことがわかるのだとか。看護のやりがいや楽しさを実感しながら、自分なりの看護観、目指していきたい方向を探ることができるといわれています。 

      (写真はクリックすると、拡大します。是非、お試しを!) 
               ワンクリックで画像が拡大しますが、今回は写真数が多いため拡大まで少し時間がかかる場合があります。  

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 まず、昨年度新卒で入職した看護師が、新卒時代の一年  間の中での看護エピソードを記載します。
 それを見て実地指導者がコメントを残し、その2人の文章を みて更に部署長がコメントを記すというもので、当日は一人 一人が全員の前で発表しました。

 


発表を聞いていると、その内容が想像できるため自分のことのように感情移入したり、看護師としての成長を目の当たりにして、目頭があつくなるそんな思いを感じつつ微笑ましく発表を聞かせてもらいました。

発表を聞いていると、新人看護師を支え、指導・教育してきた実地指導者の苦労や喜び、その双方の姿を見て支援し続けてきた部署長の思いが、ひしひしと伝わってきました。

全員が発表した後に、看護部長から成長を喜び今後に期待する気持ちと、新人看護師を支えてきた指導者へのねぎらいの言葉がありました。その後サプライズで、1人ずつにプレゼントがわたされました。
プレゼントの中身は、図書カード5,000円」「心電図や呼吸器管理に関するDVDやCD」を計3枚、仕事に役立つ「付箋」、実地指導者が主体になって作成してくれた「個人用アルバム風メッセージ帳」でした。

もらった本人たちは、プレゼントの中身に釘付けでした。とくに「個人用アルバム風メッセージ帳」は、うれしそうに中を確かめ読んでいました。

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今年度入職の新卒看護師達からは、自分もこの一年間で先輩たちのように患者さんに寄り添い、精神的な看護ができるようになるのだろうかというような意見がきかれていました。

 この発表会は新人看護師や発表者・視聴者全員にとって忘れられないひと時になったと思います。終了後には、皆で記念撮影会でした。もらったプレゼントと自分を指導してくれた先輩・部署長との記念になる一枚になった事でしょう。

今後、報告内容は、このブログにて個々に紹介していきます。

3 件のコメント :

  1. こんにちは。
    突然で申し訳ありません。

    私は透析室に勤務している看護師で、感染対策委員として取り組んでいます。
    近く、標準予防策を導入するために取組んでいます。
    手袋の着用は以前より遵守率が良く、勉強会をすることで、ゴーグルの必要性も理解を得る事ができ実施する予定です。

    しかし、ビニールエプロンについては半袖では中途半端であり納得が得られず、長袖は費用対効果を考えると目標が高く必要性が感じられないといわれてしまい、私の知識で、それ以上の反論が出来ませんでした。
    エビデンスを交え、納得してもらうにはどのような説明が良いか、アドバイスをいただけないでしょうか?

    不躾に申し訳ありません。
    困らせるようでしたら無視してください

    返信削除
  2. 感染管理認定看護師 仮重 喜代美2014年7月11日 12:05

    このコメントはブログの管理者によって削除されました。

    返信削除
  3. 感染管理認定看護師 仮重 喜代美2014年7月12日 10:54

    コメントありがとうございます。
    お返事が遅くなり、大変申し訳ございません。
    手袋の着用率がもともと高いなんて、感染対策を十分理解してくれ、なおかつ実施できるスタッフの方々は、とてもすばらしいですね。また、ゴーグルの遵守率がまだまだ低い中、職場の皆さんのご理解が得られたことは、質問者様の病院は感染対策が十分浸透・理解していただけている病院だとお察ししました。ゴーグルも様々な種類がありますので、確実に使ってもらえるようなタイプを、是非購入してください。
    それでは、質問に対する当院での理解・解釈をお伝えします。
    ご存知の通り、標準予防策は感染症の有無に関わらず、患者様の全ての体液等に感染性があると考えて行う対策です。標準予防策の中に適切なPPE(個人防護具)を用いるとあります。ここで考えることは、誰のためにPPEを使うかということです。
    PPEは患者様からの体液等の暴露防止に用いることがほとんどですが、逆のことも考えなければいけません。
    逆のことすなわち、私たち医療従事者から患者様への感染の伝播防止です。
    透析の穿刺は、清潔操作です。清潔操作を実施または介助する際、実施者も介助者もなるべく清潔でなければいけません。
    手袋は穿刺する際、もし針刺し事故を起こしたとき、私たちが受ける感染のリスクを低減させますし、私たちの手指の常在菌等の混入も防ぎます。
    さて、エプロンですが、確かに患者様からの体液等暴露防止のためには、袖が無いと不十分です。ご指摘のとおり、袖付きエプロン(ガウン)が必要です。しかし、費用対効果を考えると導入は難しいと思います。
    当院がなぜビニールエプロンかと言うと、スタッフは白衣のまま休憩もします。従って、白衣は必ずしも清潔ではないという考え方です。
    穿刺という清潔操作の場面では、なるべく清潔であることが必要ですので、ビニールエプロンを使用しております。
    感染対策は目では見ることが出来ない細菌やウイルスが相手となります。基本的な考え方を理解することから始まります。
    質問者様に限らず、これをお読みになった方は、是非想像力を駆使して感染対策を考えてみてください。
    また、ご質問等ございましたらお気軽にコメントまたはお電話下さい。

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